『日本国憲法と公務員 -「全体の奉仕者」とは何か-』(学習の友社)のご紹介
このたび学習の友社より、晴山一穂(福島大学名誉教授、専修大学名誉教授、自治労連・地方自治問題研究機構運営委員)著、『日本国憲法と公務員 -「全体の奉仕者」とは何か-』が上梓(2023年1月5日初版)されますのでご紹介します。
公務の民間委託化が進み、政権や首長に忠実な人が優遇されるしくみがつくられるなど、いまほど公務員のあり方が問われている時代はありません。
公務員が「全体の奉仕者」であるとはどういうことか。それは劣悪な労働条件のもとで黙々と働けということなのか。日本国憲法に立ち返り、国民とともに公務員の役割を考えます。
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公務員のあり方は、統治のあり方と密接にかかわっており、公務員のあり方を問うということは、日本の統治、政治のあり方そのものを問うことにもつながります。他方で、同じ公務員といっても、内閣総理大臣をはじめとする政治部門の公務員とそれ以外の一般の公務員とは、その役割は異なっており、日本国憲法のもとでは、後者の公務員が、全体の奉仕者として国民のために果たす役割は非常に大きいものがあり、この役割をどれだけ発揮できるような状況を作り出すことができるかが、公務員にとってはもとより、国民にとっても非常に重要な意味があることになります。
【主な内容】
序章 公務員の現状
第1章 日本国憲法と公務員
第2章 公務員の選定・罷免権
第3章 全体の奉仕者としての公務員
第4章 全体の奉仕者性の実現に向けて