『コロナ対応にみる法と民主主義-Pandemocracy[パンデミック下のデモクラシー]の諸相-』(自治体研究社)のご紹介
このたび、自治体研究社より『コロナ対応にみる法と民主主義-Pandemocracy[パンデミック下のデモクラシー]の諸相-』が出版されましたのでご紹介します。
コロナ禍とデジタル化のもと、見つめ直すべきは民主主義と地方自治の危機です。パンデミックに便乗して、法治主義からかけ離れた政策が横行しました。国家は人びとの「命と暮らし」守るために存在しているのでしょうか。地方自治体、地方議会は、その役割を果たしているのでしょうか。
このような問題意識から、さまざまな事象を法と民主主義の観点から冷静に分析して、地方自治と民主主義の可能性を追究します。
【お問合せ・申込み先】
自治体研究社 TEL:03-3235-5941
E-Mail info@jichiken.jp
【主な内容】
はしがき
榊原秀訓
第1章 立憲主義・民主主義からみた日本のコロナ対応
塚田哲之
はじめに
1 憲法からみたコロナという「危機」
2 コロナ対応を検証するための視点 ─立憲主義と民主主義・権力分立
3 国によるコロナ対応を検証する
4 改憲による緊急事態条項追加?
おわりに
第2章 コロナ禍の下での人権保障
植松健一
はじめに
1 「コロナと人権」総論
2 日本型感染対策の構造と日本型人権侵害の態様
3 コロナ禍の下での差別・排除
おわりに
第3章 コロナ下の地方議会と条例
榊原秀訓
はじめに
1 地方議会の対応
2 地方議会と首長
3 コロナ対策条例
おわりに
第4章 分権型行政から集権型行政への転形と法治主義および地方自治の危機
市橋克哉
―コロナ対応から考える―
はじめに
1 例外状況におけるコロナ対応は、法治主義の没落をもたらすか
2 集権型行政は適時適切なコロナ対応を保障するか
3 法治主義および地方自治の危機とその再生の徴候
おわりに
第5章 分権型行政から集権型行政への転形と法治主義および地方自治の危機
市橋克哉
―デジタル化対応から考える―
はじめに
1 デジタル化という喫緊の行政需要への対応は、法治主義の没落をもたらすか
2 デジタル化という喫緊の行政需要への対応は、地方自治の没落をもたらすか
おわりに