『コロナ対応最前線 仕方ないからあきらめないへ 大阪府の保健師、保健所職員増やしてキャンペーン』のご紹介
『コロナ対応最前線 仕方ないからあきらめないへ 大阪府の保健師、保健所職員増やしてキャンペーン』が日本機関紙出版センターから刊行されました。
新型コロナ対応の最前線でひっ迫する保健所業務。地域住民の命と健康を守りたい! 大阪府の保健師、保健所職員増やしてキャンペーンの取り組み。大阪府関係職員労働組合(大阪府職労)の仲間が力を合わせ声をあげることで、これまでの「公務員だから仕方ない」とあきらめていた気持ちが「あきらめなくていいんだ」「声をあげてもいいんだ」という希望へと変化していく様子が語られています。
「労働組合の運動」「公務員の運動」に止まらず、大阪で暮らすすべての人の課題にどうできるかがこのキャンペーンのポイントだった。保健師の仕事内容や声、保健所に支えられてきた地域の声を発信して、共感を広げ、“公務員バッシング”を乗り越え、世論を味方にして増員を実現したプロセスの記録!
【Community Organizing Japan 代表理事 安谷屋貴子】
【目次】
はじめに
第1章 保健所のシゴト、保健師のシゴト
社会を看護する
保健所はどのように誕生したか
大阪府の保健所は減らされた(大阪府の保健所行政の変遷)
マンガで見る保健所のシゴト
第2章 コロナ禍の保健所の1日
1.「誰のため、何のため」を日々自分に問いかけ
2.「頭が働かない。もう無理」と午前3時に帰らせてもらった
3.午前9時、いっせいに鳴り出す電話、昼食を食べたのは16時
4.深夜の帰宅を7回繰り返す7連
第3章 地域住民の命と健康を守りたい!
大阪府の保健師、保健所職員増やしてキャンペーン
コミュニティ・オーガナイジングをいかして
気持ちを共有し、キャンペーンスタート
気持ちを共有し、元気の出るミーティング
キャンペーンタイムラインに沿った取り組み
①戦略を伝える
②初体験 オンライン署名スタート
③現場の実態、リアルな声を伝えたい
保健師、保健所職員の声
保健師緊急アンケート結果概要
署名賛同者からいただいたメッセージの一部
④保健所の仕事を知ってほしい
⑤つながりをいかして、関係者のみなさんといっしょに
パブリック・ナラティブ
⑥いよいよ署名提出へ
府民一人一人を大切にできる仕事がしたい
難病患者を見捨てないで
保健師さんが助けてくれた
すべての命と健康が損なわれないように
⑦保健師定数増が実現
第4章 分け合い、与えあって、生きていくことができる社会へ
「自己責任」と一体で進められた公務員削減
住民の声を聞くことは非効率?
今こそ憲法25条をいかすとき
新しい労働組合運動への期待
おわりに