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2020.02.26

『地域の病院は命の砦 ~地域医療をつくる政策と行動』のご紹介

医療 病院は、地域で暮らし続けるために欠くことができません。
 ところが、国は、町や村に1 つしかない病院をふくめて、全国424 の公立・公的病院を名指しし、統合再編を含めた病床削減計画の提出を自治体に求めています。そこには、「地域医療構想」の早期実現という政策があります。
 

 自治体研究社より刊行される「地域の病院は命の砦」では、地域医療を取り巻く情勢を整理した上で、「地域医療構想」とはなにか、「地域医療構想」が病院再編とどう連動しているか、地域医療を守り発展させるための政策や課題をどう考えていくかなどについて、各地の実践にそいながら紹介されています。

3月5日発売

「地域の病院は命の砦」主な内容

地域医療を守る

 •医療・生活・地域を守る最後の砦、公立・公的病院の維持・存続を (住江 憲勇)

 •医療機関の再編・統合は、受療権の剥奪と医療の質低下に (眞木 高之)

 •地域包括ケアと連携する地域医療 (尾関 俊紀)

第Ⅰ部 地域医療をとりまく情勢
 社会保障改革と地域医療 (横山壽一)

第Ⅱ部 地域医療をつくる政策と行動
 1 地域医療構想と地域づくり (長友薫輝)
 2 424 病院リストの根拠「診療実績データの分析」のねらいと問題点 (塩見 正)

第Ⅲ部 地域医療の現場
 1 難病医療の拠点・国立徳島病院を守る (井上 純)
 2 広大・多雪・寒冷な北海道の地域医療を守れ (沢野 天)
 3 三重県の地域医療構想と公立・公的病院の再編・統合 (新家忠文)
 4 愛知県の実態から考える大都市圏域における地域医療構想の問題点 (長尾 実)
 5 京都の地域医療構想にかかわる諸課題と地域医療実態調査の取り組み (塩見 正)

資料 厚生労働省が再編統合の検討を求めた公立・公的病院424 施設