住民参加のシステム改革―自治と民主主義のリニューアル
室井 力 編
編集委員=榊原秀訓
自治労連・地方自治問題研究機構・日本評論社刊
定価:2,100円+税(組合員特別価格 税込1,800円)
送料10冊は以上無料、1冊210円、2冊以上は実費
住民参加の理論・政策・方法について、比較法的研究や制度運用実態も踏まえて現状を分析し、問題点の指摘、あるべき姿や課題を明らかにする。いま求められている民主的システム改革の必要性を説く。
「本書を推奨します」
21世紀の自治体づくりの論争的課題の一つが住民参加のあり方です。経営主義的な自治体リストラに奉仕する「住民参加論」に対抗して、憲法の描く住民自治を活性化し自治体の市民公共性を高めるための参加論を新たに構築することが求められています。本書は、現在民主主義論の国際的動向とわが国の現状分析をふまえて住民参加システムの民主的リニューアルの方策を示した実践的示唆に富む理論書です。住民が主人公となる自治体づくりのために是非とも読んでいただきたい。
研究機構代表委員・静岡大学教授 三橋良士明
【主な目次】
はしがき
序 章 本書の意義と内容の鳥瞰…榊原秀訓
第1部 住民参加のシステム改革論
第1章 住民参加の展開と課題…榊原秀訓
第2章 「公私協働」の政策動向…岡田章宏
第3章 行政評価と住民参加…樹神 成
第2部 住民参加の政策課題
第4章 自治体内分権、コミュニティと住民参加…森辺成一
第5章 パートナーシップと住民参加…白石克孝
第6章 土地利用規制まちづくり行政と住民参加…大田直史
第7章 地域福祉計画と住民参加…本多滝夫
第3部 住民参加の方法のリニューアル
第8章 情報公開と住民参加…樹神 成
第9章 パブリック・コメントの意義と課題…豊島明子
第10章 審議会における住民参加の課題…豊島明子
第11章 住民投票制度――住民の討議に基づく多数意思の尊重…榊原秀訓
資料と解題 パブリック・コメントモデル条例…パブリック・コメント研究会
刊行年月日:2003/8/25