季刊 自治と分権

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No.41 /
2010.10

季刊 自治と分権 41号

「未来への地方自治」吉村美栄子さん(山形県知事)
[特集]【民主党の地域主権改革と『戦略大綱』」(三橋良士明・白藤博行・渡名喜庸安・晴山一穂・村上博・行方久生)
著者に肝と聞く:吉田徹『二大政党制批判論ーもう一つのデモクラシへ』インタビュアー:行方久生(主任研究員)

★首長インタビューは山形県知事の吉村美栄子さんです。知事は、政策をつくるに当たって、「住民の声をよく聞くこと」を重視しています。道州制などは「聞いたことがない」「住民の要求ではない」と言い、最上川の世界遺産への運動も中止しています。地方自治の「原点」にたった対応といえるでしょう。 

★特集『民主党の地域主権改革と『戦略大綱』』です。6人の専門家が手分けをして、様々な視点から戦略大綱の本質に迫ります。 

★また関連する論考として行方久生『地域主権下の税制改革論と予算編成』が民主党の政策と予算の間の矛盾について検討しています

★「著者に肝を聞く」吉田徹『二大政党制批判論ーもう一つのデモクラシー』です。理論的・実践的に二大政党制の問題を解明し、必読の文献と言えるでしょう。

【第41号目次】

[首長インタビュー(36)]
●「未来への地方自治」吉村美栄子さん(山形県知事)
インタビュアー:行方久生(山形大学教授・研究機構主任研究員)

特集:『民主党の地域主権改革と『戦略大綱』」
白藤博行(専修大)、渡名喜庸安(琉球大)、晴山一穂(専修大)、村上博(広島修道大)、行方久生(山形大)、三橋良士明(静岡大名誉教授)

論文:行方久生
「地域主権」下の税制改革論と予算編成

●シリーズ「地方財政」
「債務型財政破綻」に問われている法と制度の憲法秩序ー地方財政健全化法の根源的問題発見の試み
福家俊朗(中部大学教授)
【<<著者に肝を聞く>>⑪】

●吉田徹(北海道大学准教授)
『二大政党制批判論ーもう一つのデモクラシーへ』(光文社新書)

●聞き手:行方久生(山形大教授・主任研究員)
[弁護団レポート/自治労連弁護団]

●配転パワハラと精神疾患の関係を認めるー豊川市課長過労死自殺事件ー
…岩井羊一(自治労連全国弁護団・弁護士)

●自治体日誌