『平和で豊かな沖縄をもとめて 「復帰50年」を問う』(自治体研究社)のご紹介
今年2022年は、沖縄が「本土復帰」して50年の節目にあたります。
沖縄県民が「祖国復帰」に込めた願いは「基地のない平和で豊かな沖縄」の実現でした。しかし、戦後77年・復帰から半世紀を経てなお、辺野古の新基地建設や、中国脅威論、台湾有事に備える自衛隊施設および米軍施設の整備(日米共同基地化)が進行しています。実は、これは日本全体が直面する危機を全国に告げている問題です。
本書は、基地問題、環境問題、社会保障・社会福祉、経済・雇用・労働問題、地方財政に焦点を当てて、「復帰50年の沖縄の現状」を問います。このことは、日本社会がこの50年、沖縄に対してどう対応してきたかという問い掛けであり、日本の民主主義のあり方を問う事です。
【お問合せ・申込み先】
自治体研究社 TEL:03-3235-5941
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【主な内容】
1. 復帰50年の沖縄の歴史・現状と課題 宮本憲一
2. 軍事基地強化と環境問題 桜井国俊
3. 沖縄県における安全な飲み水を目指して 砂川かおり
4. 沖縄における社会保障の拡充─現状と課題 石川満
5. なぜ沖縄に子どもたちの貧困は居座り続けたか 山野良一
6. 憲法・地方自治法は国の理不尽な自治権侵害を許さない! 白藤博行
7. 沖縄復帰50年と平和憲法 小林武
8. 沖縄県経済の復帰後からのあゆみと今後の発展可能性についての考察
照屋義実
9. 戦後沖縄の経済、雇用・労働 島袋隆志
10. 基地押しつけ・地方自治破壊の財政措置に抗して 川瀬光義
資料. 平和で豊かな沖縄の実現に向けた新たな建議書