『働き方改革と自治体職員』のご紹介
本書は自治労連・地方自治問題研究機構の人事給与研究会がこれまで重ねてきた研究成果をまとめたものです。新型コロナウイルス感染問題でも、そもそもPCR検査もOECD加盟国のなかでメキシコに次ぐ低さで、まともではありません。その原因はいろいろあるでしょうが、本書の全体で繰り返し指摘してきた「公務員改革」が大きく関係しているはずだと指摘しています。
本書の第1章と第2章では正規職員の「働き方」の現実について、第1章では「人事評価制度」、第2章では「労働時間問題」に焦点を充てています。第3章では非正規職員の問題について「会計年度任用職員制度」や非正規職員の待遇改善への問題提起がされていすます。第4章では「自治体戦略2040構想」や「スマート自治体論」で注目を浴びるようになったAIやロボティクスと職員の働き方について考察しています。
(自治体問題研究社) https://www.jichiken.jp/books/
【目次】
はじめに 公務員「改革」のこれまで、いま、これから
序章 公務の世界でいま何が起きているのか
第1章 人事評価制度と給与
第2章 自治体職員の労働時間とワーク・ライフ・バランス
第3章 公務公共を担う非正規公務員
第4章 AI・ロボティクス時代の自治体職員
-スマート自治体批判
補章 自治体労働者の働き方・働かせ方は、こう変わってきた
-「自治体労働者論」を基軸にした歴史的視点から
終章 自治体戦略2040構想と自治体職員
あとがき