季刊 自治と分権 79号
首長インタビューは、和歌山県みなべ町小谷芳正町長から、「小さな合併が町民の安心と豊かさを実現」と題して「防災対策で安心して暮らせる町づくりと子育て支援、そして世界農業遺産に認定された梅産業」について語っていただきました。
論文は「人口減少社会都市のあり方を考える」、「自治体によるカジノ誘致・その実態を問う」、「公務災害裁判での主張立証活動と裁判勝利の運動」について。現場レポートは「2019年台風・豪雨災害」と「東日本大震災から9年、福島第一原発事故9年」の「現状と課題」について、岩手、福島、千葉から執筆していただきました。シリーズ「Q&Aイチから教えて社会保障・社会福祉」は最終回となり、次号から他のテーマで企画します。弁護団レポート「水道再公営化をみる欧州の旅パリ・ロンドン」や随想など、本号もぜひ職場と地域での運動の参考書としてご活用下さい。
季刊 自治と分権」79号の内容は下記のとおりです。
1.随想 コロナウイルスが”語る”現代のリスク 永山利和(元日本大学教授・研究機構運営委員)
2.首長インタビュー 74 「未来への地方自治」
”小さな合併”が町民の安心と豊かさを実現
和歌山県みなべ町 小谷芳正町長
インタビュアー 晴山一穂(専修大学名誉教授・研究機構運営委員)
3.特集 地方自治問題研究機構設立20周年記念企画シンポジウム
憲法をいかし、地域の未来をどう切り拓くか ~「自治体戦略2040構想」と地方自治
平岡和久(立命館大学教授)
河合克義(明治学院大学名誉教授)
菊池一春(北海道訓子府町長)
コーディネーター
榊原秀訓(南山大学教授・地方自治問題研究機構代表委員)
4.論文
人口減少社会の年のあり方を考える 「自治体戦略2040構想」をめぐって
中林 浩(神戸松陰女子学院大学教授)
自治体によるカジノ誘致 -その現実を問う-
桜田照雄(阪南大学教授)
公務災害裁判での主張立証活動と裁判勝利の運動
谷 智恵子(弁護士)
5.現場レポート
◎東日本大震災から9年 被災地・大槌町の現状と課題
三浦徹也(大槌町役場職員組合書記長)
◎福島第一原発事故から9年 ~被災地における現状と課題
笠原 浩(自治労連福島県本部委員長)
◎千葉県における2019年台風・豪雨災害の現況と課題
竹内敏昭(自治労連千葉県本部委員長)
6.Q&A イチから教えて! 社会保障・社会福祉
第8回 「地域福祉」
菅野道生(岩手県立大学教授)/ 牧岡英夫(元・地域福祉施設職員)
7.弁護団レポート/自治労連弁護団
水道再公営化をみる欧州の旅 -パリ・ロンドン-
尾林芳匡(弁護士)
8.ブックレビュー
◎山家悠紀夫 著『日本経済30年史 バブルからアベノミクスまで』(岩波新書)
中村栄士(自治労連埼玉県本部)
◎佐藤 功 著『復刻新装版 憲法と君たち』(時事通信社)
横山 圭(岩手自治労連)
9.自治体日誌
☆2020年4月10日発行